箱舟に乗せるものは決められてゆくが、それだけでは不充分である。
これらの製品が経済的に有効なものになるのであれば、それらを救うことは可能である。

このような認識からこのプロジェクトは始まった。
箱舟の実行プランがこのプレジディオである。

製品の価値を再評価するために、少数の生産者たちを集めて、その価値についてのインフォメーションをする。時には屠殺場の建設、ぶどう園に乾燥土の塁を築いたりなどの、施設の建設に及ぶこともある。

それぞれの製品について適切な対応が必要となる。

プレジディオの目的を次に列記する。

1. 質の高い農作物をプロモーションし、支持する。
   
   
2. 質の高い農作物を評価し、認知させるためのコミュニケーション
   手段を考える。
   
   
3. 生態系と農村の風景を鑑みながら、地域性の保全につとめる。
   
   
4. 古の職業を支持し、就業の可能性を広げながら、地域資源を有効利用するためのプロフェッショナリティーを育成する。
   
   
5. 新しい生産技術と新しい職業形態の実験によって、質の高い農作物の生産的、商業的未来を考える。
   
   
6. 製品の制作現場での、地域文化と環境を理解するための、生態系にやさしいツーリズムの奨励。
   
   
7. 消費者に高い品質の生産物を認知し、選択させるための、味覚教育の奨励。