「箱舟」という比喩には、大量流通のための規範、過度の衛生基準、インダストリアルな食品の基準設定、環境破壊といぅ、食品を取り巻く「洪水」から、質の高い小規模の農産物を守るという意味がこめられている。
プレジディオ(砦)は、その具体的なプランを指し、両者はスローフードの根幹に位置する、重要な活動である。
味覚の箱舟とプレジディオは、文化的、経済的意味を持った挑戦である。それは技術革新にも開かれ、味覚の進化にも留意し、環境破壊から地域を保護し、古の職業を再評価し、新たな就労の機会を提供するものである。
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