1日目:2月24日(土)
 
今回のリーダー会議開催地は、漁港の町として全国的に有名な気仙沼市。
スローフードのリーダー会議は東と西で交互に開催されており、昨年の開催地は沖縄だった。

気仙沼は地理的には宮城県の北部沿岸地域に位置するが、仙台経由ではなく、隣接する
岩手県の一ノ関駅まで東北新幹線に乗り、JR大船渡線に乗り換えたほうが時間的にはずっと早い。
そこで、7時過ぎに名古屋を出発し、東京駅で東海道山陽新幹線から東北新幹線に乗り換え、一ノ関を目指した。

スローフードすぎなみTOKYOの佐々木ご夫妻は、前日に一関に入られていると聞いていたので、昨晩はきっと土地の美味しいものを召し上がったに違いないと思いながら、一ノ関駅に到着したのは、11時半頃。

乗り換え時間が10分程しかなかったので、在来線のホームへと急ぐ。
乗り込んだのは、名前も勇ましいJR快速スーパードラゴン。
実際に乗ってみたら、2両連結の可愛らしいワンマンカーで、冬枯れのなかをのどかに進んでいく。停車駅では対抗車と出会うたびに待ち合わせがあり、そこで改めて単線だったことに気づく。
スーパードラゴンの車内ではスローフード東京の馬場裕先生、黒川さん、秋元さんとご一緒することができ、1時間10分の乗車時間はあっと言う間に過ぎてしまった。 

気仙沼駅のミント色の屋根の小さな駅舎を出ると、タクシー乗り場はスローフード関係者でいっぱい。スローフードなにわの門上会長とタクシーをご一緒させていただき、早速、会場であるサンマリン気仙沼ホテル観洋に向かった。

ホテルには既に各コンヴィヴィウムのリーダーの皆さんがお集まりで、会議が始まるまでのしばしの時間、漁船の停泊する港を眺めつつ、ラウンジでスローフード談議に花が咲いていた。

 
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