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日本スローフードの目的は、自国の食文化伝統に由来する農産物遺産を保護し、それを評価してゆくことと、若者と成人に対する食と味覚の教育ですが、この実現には学校や社会教育機関との連携作業、多様な出版活動による消費者へのインフォメーションが必要になります。 日本では、会員数のめざましい増加があり、この運動の世界的プロジェクトに、各種団体が多大な関心を寄せています。これに対して、国内調整機関(国内本部)が宮城県に設置されました。これはすべてのコンヴィヴィウムによって支持され、スローフード国際本部とコンスタントなやり取りをすることになるでしょう。国内本部は、それぞれの地域を代表するもので、2003年6月に、日本スローフード第1回会合において、正式に決定されました。その役割は日本での運動に統一性をもたらすことであり、複数のコンヴィヴィウムによる活動をコーディネートし、各種イベントのスーパーバイザーをすることになります。 それに加えて、日本アルカ(味覚の箱舟)委員会設立のために、最初の試みがおこなわれています。これは、救済するべき農生産物を研究、学習、選出するために、専門家、研究者によってつくられるグループであり、スローフードが存在しているすべての国からの代表者による、アルカ国際委員会への報告をするという役割を持っています。 スローフードの理念は、その起こりから、また歴史的にも、活動を商業的に利用することを禁じています。スローフードはその哲学をアピールする団体であり、例えばその商標を商品のプロモーションに使用することはできません。残念ながら日本では、スローフードの本質について、しばしば混乱をきたしているようです。「スローフード」という言葉を、まったく軌道をはずれた方法で使用している例が、多く見うけられます。 | |||
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