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『モーとんふぁみりー』の穴田です。
岩手の山奥でちいさなハム屋を営んでおります。

今回は簡単に作れる特製ソーセージと地元岩手の食材をふんだんに使った雑穀料理を作る教室をさせて頂きます。

岩手の山奥で採れた雑穀や野菜・山々に放牧された短角牛や豚さんのお肉を使っていったい何ができるのでしょうか？

美味しくって笑顔がこぼれてその背景に岩手の山々が見えるような料理を作りたいと思います。一緒に作ってほおばれば雑穀を育てたおじいやん野菜を育てたおばあやん牛や豚を育てた人たちの顔も見えてきそう。
岩手の美味しいお酒も持参します。
新宿御苑を見下ろしながら、気持は岩手に来たつもりで（笑）一緒に作って食べましょう。

穴田佐和子さんのブログ
「mootonな彼女のひとりごと」

「モートンふぁみりー」のHP

スローフード以外の佐和子さんと仲間が立ち上げた
～子宮がん・卵巣がん患者による患者のためのサポートグループ～
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食べ物を食べる時に思います。
これはどこの誰が作ったのかな？
どんな思いをして作ったのかな？
作り手の見える食材にはストーリーがあります。
食卓を眺めて、この大根はね…とかこの美味しいじゃがいもは…と話しながら食べる食卓は料理を味だけでなく頭も使って想像力豊かに味わう事ができます。

それを食べる事によって、それを作った人、育てた大地、そこに住む人達の環境や文化までが見えてくる。そんな食べ方が本来の食べ方なんじゃないかなと私は思うのです。

スローフード協会イタリア本部の会長カルロ・ペトリーニさんも北海道の講演に来た時にこんなような事を言っていました。
日本には日本の、イタリアにはイタリアの文化があり食がある。
それはそれぞれ多様なものであって、その国の人にとって美味しいと感じるものが他の国の人にとって美味しいと感じるものではなくてもそれはそれで良いのだ。
スローフードとは単にゆっくり食べようという活動でもなく、ファーストフードを食べるなという運動でもない。
その地方地方で作られ守られてきた食材を守り、料理法を守り、それを通して文化を守るのだ。と。

キーワードは多様性です。
日本全国、世界中で食べられる物ではなく、その地方でしかも旬の時期にしか食べられないものもある。
そんなほっておけば無くなってしまう貴重な食材を守ろうと言うプロジェクトが『味の箱舟』なのです。

今回は、雄大な山々に放牧されている牛たちの写真や、雑穀を作っている笑いシワの魅力的なおばあちゃんの写真、大根を作っているおじいちゃんの写真も持って行きました。
そんな写真を見ながら遠い岩手の山々を思ってもらっても良いし、田舎から出てきた姉さんが作ってたなあと思い出してもらうだけでもいいのです。そこにはもうすでに関係性が生まれているのですから。

私がお手伝いをしているスローフード岩手での活動を通してこの会を主催してくださったスローフード杉並のメンバーさんや新宿の方々と知り合ったのがきっかけでのイベントでした。
ソーセージはともかく、料理を教えると言うこと自体が始めてで初体験でしたがとても楽しい時間を過ごす事ができました。
今回はよい機会を頂いて私もとても楽しい体験をすることができました。朝早くから準備を手伝って下さった新宿の皆様、参加してくださった皆々様、そしてこのイベントを載せてくださった杉並の皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。

　　　　　　　　　スローフード岩手所属
　　　　　　　　　手作りハム工房Mooton Family　穴田佐和子

スローフードすぎなみTOKYOお知らせのページ