現行の「6650円をジャパン事務局に、残りの3350円をコンビビウムに」という予算配分では、どうしても大幅な赤字を計上しなければならないことになるため、事務局からの提案で、スローフードジャパン事務局への配分を500円上げさせていただけないか、という問題に至りました。
前回の湯布院、その前の京都会議でも一番もめたのが、この辺の問題。
そこを解決すべく、今回のぺトリーニ会長の出陣となったと考えると、先の基調演説もなんとなくこの点と関連性を帯びてくるような気もしないでもない、といったところ。

ところが今回は、掛川さんが「ジャパンがしっかりと機能することが肝心と考えると、500円といわず、もっとジャパンへの配分を厚くしてもいいのではないか」と発言、ぺトリーニ会長もこれにはいたくご満悦、賛同の意を表され、さらに八戸、山形等からもそれを後押しする発言が続き、気がつけば「8000円をジャパン事務局に、残りの2000円をコンビビウムに」という大幅な変更案が可決されることとなったのです。

いままでの経緯からするならば、この大幅な変更案がこうもあっさり通ったことが信じられないほどです。

幸い、当すぎなみTOKYOコンビビウムは、なるべくお金をかけずに「手作りの」イベント、集まりを中心に動いているため、特に影響をこうむることもなくすみそうです。

いずれにしましても、スローフードジャパン事務局の機能の強化、そこから各コンビビウムへのネットワーク力の強化等が今後の日本におけるスローフード運動のカギを握るであろうというぺトリーニ会長の言葉に皆が賛同・共感した形になるわけですから、それに応えていく作業もしていかなければならないでしょう。

一日めの会議は、こうして思いも寄らぬ形で終了。
途中、休憩時間には、帯広の方による手作りのシュークリームが振舞われ、これも美味しく、感激。