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さて、９時30分のバスに乗って、一同、花の木通り商店街で開催される「スローフード・マーケット」へ……というはずでしたが、スローフード東京の黒川さんがアクシデント。心配して見守る中、ここも湯布院の田井さんに素早く動いてもらい、どうにか大事にはならずにすんだようです。

表はやはり雨でしたが、駅前に着いてからは次第に雨もあがり、イベントに天候も合わせてくれたかのようです。地元の生産者が、こういう形で産品を出品するというのはなかなかない、とのことでしたが、各テントからは威勢のいい声があがり、人通りも時間を追うにつれて多くなり、大賑わいの様相を呈してきました。

「スローフード」の掛け声のもとに、地元の生産者、消費者、観光客が一体となって楽しめるイベントが打てる、というのは素晴らしいことと思います。さらには、これをきっかけに生産者と消費者がより緊密な関係を普段も持てることも期待できるでしょう。
地道に回を重ねていくことで、こちら湯布院でも有数のイベントになっていくような気がします。

そんななか、花の木プラザ３階スペースに、スローフードジャパン国内委員会役員が顔を揃え、新聞やテレビ等マスコミの方々に向けた、「スローフードジャパン設立記者会見」が行なわれました。
翌日の新聞等にもかなり報道されたのをあとで知りました。

いよいよ出航した「スローフードジャパン」。
しかし、これはあくまで各支部の活動をよりスムーズな形で進められるように、という願いのもとに作られた交通整理の機関です。
各支部の活発な活動こそが第一義であることに何ら変わりはありません。

スローフードすぎなみTOKYOも、地元での活動を進めていくうえでの励みにできれば、という形で、今回のスローフードジャパン設立を歓迎したいと思います。

佐々木①②は、いままで見たことのないような手作り感覚の外観をみせる、湯布院美術館でいい時間を過ごし、帰路に着きました。