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日本の特に都市部の家庭は、つい日々の細々としたことに追われがちで、出来合いの惣菜やインスタント食品を使ってしまうこともままあります。
昨年のこの企画の当初から、ＰＴＡのお母さん方から、手作りがいいことは分かっている、いい食材を使えば美味しいものができることも分かっている、ただ暇がなかなかなかったり、家計からなかなか食費に回せなかったりするのが現状です、という嘆きも聞かれました。それは、今日の多くの家庭が陥っている現象といえるかもしれません。

しかし、そこに「味覚教育」を地道に回数を重ねながら行っていく意義があるのだと思います。
ほんものの味を知ることで、それが美味しいと感じれば、子供たち、あるいは親御さんたちのこれからの生活の中で、あれをもう一度食べてみたい、という味覚の記憶がきっと蘇ってくる、と思うからです。
そのとき、味覚の誘惑に負けて、なんとかあの味を作り出そう、と思ってくれればしめたものです。
そんなときが、参加者の生活のなかで次々と起こることを信じながら、味覚教育を進めていければ、と考えています。

作業をしている間、外は強い雨。ところが終わりに差し掛かるに連れてその雨もあがり、西のほうはほのかに明るんできました。
時間がだいぶ押しましたが、５時半には無事終了。
記念撮影となりました。

今回、スローフード横浜からも毛利さん夫妻、掛川さん夫妻、ほかスタッフの方にご参加いただき、交流会の意味も込め、そして小助川さんへの感謝の意味も込めて、夜は「醍醐」さんで打ち上げパーティーとなりました。

ここでもお店は、われわれのために貸し切り。
ほんとうに今日一日を割いてくださったわけです。
お店のスタッフお二人は、韓国からの留学生。
日本の学校に入るのは初めて、と彼女らもずっとお手伝いしてくれました。
ほんとうにありがとうございました。

佐々木のほうから、お礼のメールを後日出させていただきました。
それをここに転載したいと思います。