今回非常に興味を持ったのが、この「のえちゃんのミルクアイス」。
地元酪農家の森光さんの新鮮な牛乳で何か出来ないか?という企画をたてている話を伺ったのは、昨年。
商品開発は企業のプロでなく、なんと地元スローフード筑後平野の仲間たちとのことだった。 それは、何よりもこの土地で採れた味のよさが一番わかる地元人ならではの発想。しかも、筑後平野は1年を通し、食材の宝庫だった。
商品化されるまでの試作を重ねるわくわく感と、チームの連帯感も生まれ、それはそれは楽しい「シゴト」だったと想像する。
夜の懇親会で入った店のデザートとして早速並んでいた。 この地域に広まるのは、あっという間だろうと思う。
アイスクリームは筑後平野の優しい秋の果実をのせて優しい味がした。
地域経済の根底を支えるような「地域ブランド」はきっと誰もが考えることだろう。しかも、ラベルのないジェラードなので、まさに味を売るこのセンスのよさに脱帽しました。
この「地域ブランド」のヒット商品の作り方を、非常にあたゆる角度から 伺うことができ、今までになかったような時代が到来する予感を感じさせた瞬間となった。 スローフード筑後平野から学びたいことがやまほどあり、いつかいつか時間をみて、またぜひ訪れたいと思っている。(nori)
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