味覚教室の参加は３回目、お手伝いさせて頂くのは２回目です。

童心に戻れる小学校の家庭科室。黒板や掲示物、大きな窓からの風景を見ているだけでワクワクした気分になってきます。

開始時間に合わせ、集まった子ども達、お母さん、お父さん方もエプロンを掛け、頭には三角巾かわりのバンダナをきちっと結んで、準備OK。

今回のテーマは「お米の色色」。
それぞれのテーブルに10種類の穀物を並べてあります。中には「お米」でないものも混じっています。

玄米、白米、インディカ米、香り米、赤米、黒米、緑米、たかきび、ひえ、丸麦。さて、どれが、どのお米、穀物かわかるかな？
ひえや緑米は、子ども達だけでなくお母さん方も初めて御覧になった方も多くいらしたようです。
皆さん、珍しそうに覗き込み、匂いを嗅いだり、触ってみたり。
答え合わせは解説を含め、川手先生から。黒板を使っての説明は本当の授業さながら。先生、解説に熱がこもってます。

次は精米の様子を見てもらうことに。

玄米を精米機に入れて、スイッチオン！
派手な音を立てて、中の玄米が回り踊ってます。
頃合いを見てスイッチを切ると、玄米はきれいな白米に変身しています。ベージュ色の外皮はどうなっちゃったの？　そうです、糠（ぬか）になりました。
玄米を搗いた直後に出来た「ぬか」に興味津々の子ども達。
川澄さんの「出来立てのぬかは甘味があります」との説明に、みんな手を伸ばして、ぬかを一つまみ口へ運びます。確かにほのかな甘味がします。

さて、いよいよお待ちかねの調理へ入ります。まずは、ご飯を炊くことの基本、お米研ぎ。
各テーブルに約１kg.（約７カップ）のお米が置いてあります。ぞれぞれのテーブル毎に、赤米・黒米・緑米・香り米を１割ずつ混ぜたものを用意しました。
いつもおうちでお手伝いしている子ども達には、お米研ぎの説明は必要なかったみたいですが、あれれ？何かぎこちないような…？　
いっぺんに７カップのお米を研ぐのは初めての子も多かったようです。
白くなった研ぎ汁を捨てる際、勢いあまってお米も流れ出しそうになり、あわててザルで受けていたり。

いつもと勝手が違うので戸惑いながらもお米を研ぎ終え、炊飯器へ。