フランス・ノルマンディーの生産者リンダ&エドアールさん

288593_326553657436850_1439478687_oフランス・ノルマンディーのオーガニック生産者のLinda Bedouetさんからメッセージをもらったのが9月。東京、京都に行きたい、さらに他地域のスローフードの仲間も12/27~1/7の間にできるだけ訪れてみたいとの希望で、年末年始の時期にどうしようかと思いましたが、京都はマイファームの西辻社長経由で木本さんを紹介いただき、その近くの姫路はSF播磨の平井さん、さらに久留米まで足を伸ばしてSF筑後平野の石井さん、平川さんがお世話してくれることになりました。この難しい時期にほんとうにありがたいです。

タヒチから直接、東京に来たリンダさんとエドワール(Ed Ls)さん夫妻に12/28~/30の3日間、まずは東京、横浜の名所と食を堪能してもらいました。
この3日間で、合計5万歩! ちょっと歩かせすぎたかもしれません。。。
28日:スタジオアルタ⇒明治神宮⇒渋谷ヒカリエ(昼食)⇒浅草⇒アメ横⇒中野ブロードウェイ⇒高円寺(うおこうで夕食)
29日:新宿駅⇒東京駅⇒築地場外市場(昼食)⇒銀座⇒東京交通会館(コーヒー)⇒マーチエキュート⇒六本木農園(夕食)
30日:KITTE(コーヒー)⇒横浜中華街(昼食)⇒ホテルニューグランド⇒山下公園(シーバス)⇒MM21⇒東京駅

フランスでは3ヘクタールの農園を営んでいる夫妻は3年前に就農、エドアールさんは森や樹木の専門家、リンダさんは不動産関係の会社に勤めていたとのこと。フランスでは大規模農家がとにかく強く、土地が空くとすぐに買い足してさらに規模を拡大するらしく、彼らのような小規模農家は農家とみなされないらしいです。「大規模農家は自然のことも農そのものもろくに知らない、ビジネス家であり工業生産者だ」と夫妻は言います。フ ランスは自給率120%の農業大国、みたいな言い方を日本でもよくされますが、その実態たるや、たとえばミツバチの大量死に関連があるとされるネオニコチノイド系農薬の使用禁止を決めたEUの農業政策などはぼくなどは画期的な決断、と受け止めましたが、それに代表されるようなEUの政策も適当にあしらって従わず、罰金を払ってやり過ごすほうを選ぶ、それくらいの権力を持っているらしいです。

Photo0215二人の農園では30種類のかぼちゃを初め、トマト、イチゴその他その他多品種のものを作って80軒ほどの近隣のお客さんたちと年間契約を結び、それでだいたい回っているとのこと。デリバリーは行わず、品物を取りにきてもらうそうです。畑を見てもらい、話をしながら産品を手で渡すことをとても大事しにしている、と言います。ネット販売もほとんど行わない、とのこと。

自分たちのような自然に歩調を合わせた農業、生活をしていきたいと思う人たちが大規模化の波で孤立しないためにもスローフードはとても大事、と感じているようで、食事やお酒を飲みながらその話になるときの彼らの熱い想いを聞いていると、今回、日本の皆さんのお世話になりながら、その想いを各地で共有してもらえれば、それはそれで意義のあることかな、と思います。

昨日夜、京都に向けて新幹線に乗って行った二人、7日までの無事の滞在と、実りある交流を祈ります!
Bon voyage!

リンダさん&エドアールさんの農園
La ferme de la Mare des Rufaux – Agriculture Biologique –
http://www.fermedesrufaux.com/

(Photos by Noriko Sasaki)

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